メンバー

市村 敦彦

市村 敦彦(Atsuhiko Ichimura)
2009年より日本学術振興会特別研究員(DC2)としてmicro RNAと細胞内シグナル制御に関する研究を行った。2011年京都大学大学院薬学研究科修了。脂肪酸受容体がエネルギー代謝において果たしている役割の研究を国際共同研究として実施し、英国科学雑誌Natureに論文が掲載された。同年より東北大学大学院医学系研究科助教としてPAI-1阻害薬など複数の新規化合物を用いた新規薬効薬理研究を行うとともに、臨床治験にも携わる。2014年に京都大学大学院薬学研究科に助教として赴任。これまでの研究をさらに発展させるとともに、最近では細胞膜や小胞体膜に存在するイオンチャネルの生理機能解析に取り組んでいる。

経歴

2006年03月  京都大学薬学部卒業
2008年03月  京都大学大学院薬学研究科修士課程修了
2009年04月  日本学術振興会特別研究員 (DC2)
~ 2011年03月
2011年03月  京都大学大学院薬学研究科博士後期課程修了 (博士 薬科学)
2011年04月  東北大学大学院医学系研究科 附属創生応用医学研究センター 分子病態治療学分野 助教
2014年 11月  京都大学大学院薬学研究科生体分子認識学分野 助教

研究理念

“Dans les champs de l'observation le hasard ne favorise que les esprits prepares - Louis Pasteur”
偶然の発見をするためには観察者に十分な準備が必要だということを意味しており、大切にしたいと思っている言葉です。
実験科学においては、重要な発見につながる観察結果を見逃さないために、多くの実験を行うことはもちろん、結果の解析、解釈、議論、十分な先行研究の調査を行い続け、準備を怠らないことが重要だと考えています。
また、現在の生命科学領域ではさまざまな原因により一人で出来ることは限られていると考えています。そのため、個人が能力を高め新しい技術を習得することは必要ですが、その上でメンバーそれぞれの得意なことを活かしてチームとして適切な協力を行うことを特に重視しています。

新しい生命現象やその分子的機序の解明という基礎研究を再重視していますが、薬学を修めた生命科学者として、基礎研究成果に基づく応用研究にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

研究室メンバー

宮崎 侑
博士1年生
研究テーマ: 小胞体イオンチャネルの骨形成における生理機能解析、天然化合物の新規薬効薬理研究、脂肪酸受容体欠損マウスの解析
Wang YiTong
修士2年生
研究テーマ: 初代培養細胞および遺伝子欠損マウスを用いた小胞体膜イオンチャネルの生理機能解析
冨吉 将久
修士2年生
研究テーマ: 初代培養細胞および遺伝子欠損マウスを用いた小胞体膜イオンチャネルの生理機能解析
北山 諒
修士1年生
研究テーマ: 遺伝子欠損マウスを用いた細胞膜・小胞体膜イオンチャネルの生理機能解析
辻本 真人
修士1年生
研究テーマ: 遺伝子欠損マウスを用いた細胞膜・小胞体膜イオンチャネルの生理機能解析
川邊 隆彰
学部4年生
研究テーマ: 初代培養細胞および遺伝子欠損マウスを用いた小胞体膜イオンチャネルの生理機能解析
岡本 直樹
学部4年生
研究テーマ: 初代培養細胞および遺伝子欠損マウスを用いた小胞体膜イオンチャネルの生理機能解析
飯田 桂子
研究員
研究テーマ: 動物維持管理全般、脂肪酸受容体欠損マウスの解析

共同研究者

竹島 浩 教授
研究テーマ:
1 小胞体Ca2+シグナリングに関する研究
2 中枢系の新規情報伝達に関する研究
3 筋細胞の膜構築と機能に関する研究

詳細は下記HPを御覧ください。
(http://www.pharm.kyoto-u.ac.jp/biochem/index.html)

卒業・修了者

富澤 雅人 (2016-2019)
永岡 諒平 (2016-2019)
TOP